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トップメッセージ

当社の今後の事業展開

■当社の今後の事業展開 ~業務プロセス全体のデジタル化に向けて~

2020年のコロナ禍によって、企業を取り巻く環境は大きく変化しました。働き方改革やリモートワークなど、企業はさまざまな変革を求められています。なかでもビジネスの継続に避けて通れないテーマになっているのがDX(デジタル・トランスフォーメーション)ではないでしょうか。

DXは、お客様のITソリューションに求めるニーズを変化させました。業務フローを部分的にデジタル化するサービスだけでなく、業務プロセスの全体をデジタル化して新たな価値を生み出す。そのようなITソリューションが、新しいニーズとして生まれていると認識しております。

お客様が求めるニーズの急速な変化に対して、経営資源を効率的に使い、スピードを意識して経営判断をすることが、私は重要だと考えています。2022年に策定した中期経営計画では、成長戦略として他社との協業を掲げました。当社のクラウドサービスは発注や請求などの業務フローを部分的にデジタル化します。しかし、新しいニーズとして求められている業務プロセス全体のデジタル化には、発注や請求の関連領域におけるソリューションの拡充が求められています。サービスの拡充に自社だけでなく外部の経営資源も使うことで、スピードのあるプロダクト戦略を進めてまいります。

当社は1998年の創業からSaaS企業としてビジネスモデルを展開してきました。たくさんのお客様に長年ご利用いただくことで強固な顧客基盤を築くことができています。サービスの拡充には先行投資を伴いますが、お客様への提供価値を向上させます。これによりベースとなる事業を成長させ、顧客基盤をさらに強固なものにすることで、収益性の改善を目指します。

会社ロゴとタグラインを刷新

■会社ロゴとタグラインを刷新 ~創業25周年を迎えて~

会社ロゴとタグラインを刷新

当社では、2023年に創業25周年を迎えたことを機に、コーポレートブランドを刷新しました。お客様が求める価値に対して、当社が提供するソリューションの在り方や想い、目指すべき方向性を「しごと、スマート。インフォマート」というタグラインに込めています。

この節目の年に、あらためて創業時からの事業を振り返ると、飲食業や食材卸の発注や納品にはじまり、請求書や契約書など帳票のデジタル化に取り組んできました。これらのサービスは紙の書類で行われるわずらわしい手間をバックオフィスからなくします。また、当社はサービスを提供するだけでなく、お客様が効果を実感できるよう徹底的にサポートする体制構築にも取り組んできました。

日本の組織は高度にシステム化されています。だからこそ、変化が必要なときに徹底して変革した方が結果的に効率化されると分かっていても、対応が難しいときがある。そういったお客様に効果が実感できるよう並走してサポートする。

こうした事業の在り方は、泥臭いかもしれませんが、お客様に提供するソリューションが生み出した価値は「スマート」だった。お客様の仕事が効率化して、新しい価値を生む時間をつくることにつながったと考えています。そして、これからも、この「スマート」という価値を、より向上させてお客様に提供し続けてまいります。

■当社サービスのもう一つの価値 ~環境負荷軽減~

バックオフィスで使われる紙の帳票をデジタル化するソリューションが、創業時からの当社のサービスです。このサービスが生んだ、もう一つの価値に環境負荷の軽減があると考えています。当社のサービスの利用企業数は80万社以上、この数字から計算される削減された伝票枚数は1年間で4億7,588万枚、CO2排出削減量は407万9,093Kg、杉の木換算で46万3,533本になります。※カーボンフリーコンサルティング株式会社調べ(2022年度実績)

紙の伝票を減らすことによるCO2削減効果は1社ではわずかですが、社会全体がデジタル化に向かうことで、その効果は各段に大きくなります。バックオフィスに携わる多くの関係者にとって、インボイス制度や改正電子帳簿保存法への対応は大変な作業になりますが、デジタル化による社会全体でみた環境への効果は大きなインパクトになる。そのために当社では、法対応も含めてサポート体制をさらに強化して、お客様と一緒にCO2削減にチャレンジしていきたいと考えています。

四半世紀という節目を迎えて、ブランドに込めた「スマート」の価値を見直し、その価値をブラッシュアップするために、お客様やパートナーと一緒にさらなる成長を目指してまいります。
今後とも一層のご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

株式会社インフォマート
代表取締役社長
中島 健