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ニュースリリース

〔日本情報産業新聞〕 医療業界に新規参入 業界受発注システム提供 インフォマート 2011年04月04日発行/3面

 インフォマートは、医療業界向けの企業間電子商取引Webシステム「MEDICAL Info Mart(メディカル)インフォマート」の提供を開始した。フード業界で成功したASP型の企業間商取引システムを医療業界向けに異業種展開するもので、まずは、動物病院と動物病院向けに医薬品の卸を行っている企業間の受注・営業システムを、主に医薬品卸企業向けに提案していく。動物病院向けの受発注システムや、医療機器、一般病院向けシステムの提供も同時に行っていくことになる。

 インフォマートは、現在2万社以上の食品卸会社、外食チェーン向けに「FOODS Info Mart」として、ASP型の「商談システム」「受発注システム」「受注・営業システム」「規格書システム」を提供している。

 この中で、コアサービスの受発注システムは、外食チェーンが食品卸会社に対して行う受注−支払い処理を支援するもので、主に外食チェーンを対象に販売しており、外食チェーンが複数の卸会社との発注作業を統合管理できるシステムになっている。

 受注・営業システムは、食品卸会社が個店からの受注を行え、同時に商品カタログとしての利用も可能となっている。サービス利用料金は、卸会社が利用した分だけを従量課金で支払い、個店は無料で利用できる。

 今回、医療業界向けに両システムをカスタマイズして展開するが、現在、動物病院向け卸会社からの問合せが多いという現状を踏まえ、「まずは動物病院向けの医薬品卸会社を対象に、MEDICAL Info Mart受注・営業システムを、積極的に展開していく」(中島健取締役経営企画本部長)考えだ。同時並行で医療機器や一般病院向けにもアプローチを行うとしている。

 動物病院に限らず、医療業界ではフード業界における大手チェーン店にあたる病院が少なく、特定の病院から卸会社向けに大きく展開することが困難なため、卸会社が個展向けに利用している受注・営業システムの方法を踏襲する。

 受注・営業システムの初期費用が30万円、月額費用は月間の受注金額に応じて3%から0.1%の利率でシステム使用料がかかる。システムを利用する病院は無料。

 病院向けの受発注システムは、初期費用が病院数に応じて30万円から100万円で、月額費用は本部が1万8000円、病院が1300円。卸会社は従量課金制となっている。

 同社ではそのほか、異業種展開として美容業界向けに「BEAUTY Info Mart」の提供を開始している。

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