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ニュースリリース

〔冷食タイムス〕2012年9月11日(火)発行 1面
メニュー考案サービス反響大 メーカーは川下への提案強化を

 業務用メニューの開発支援を開始したインフォライズ。外食・給食・惣菜ベンダーが必要とする条件を熟知した専門家が、メニューを低価格でコーディネートする。大島代表取締役は「ニーズ」の強さを感じると語る。

<インタビュー>

― メニュー開発サービスの提供を7月から手掛け始めた。反響は。

大島
 既に30〜40社から依頼をいただいています。レシピの納品先から再度の依頼も既にあります。リピートはメーカーから多く、特に地方のメーカー、さらに外食企業から反響が大きいのを実感しています。しかも提案型の卸からの依頼が増えています。また、地方メーカーからは東京にあるようなメニューが欲しいということではなく、地元ならではのメニュー開発を望む依頼が結構多くあります。反響が大きいため、メニュー開発の大切さを伝えるセミナーの開催も予定しています。

― 自社でのメニュー開発に行き詰っている企業が多い?

大島
 中小規模や地方メーカーは、メニュー提案が当たり前になってきている中、良い商品を作ることができても、それをどう売るかという手段がない様子。部署も担当者もいない場合、外部のどこに委託すればよいのか混乱しているため、サービスの提供を始めました。1メニューの作成を3〜5万円で請け負うという業者が結構あるようですが、その価格ですと中小規模や地方の企業にとって高く、依頼をあきらめてしまいます。3〜5万円で依頼しても、出来上がったメニューが流行ればいいのですが、そうとは限りませんから先行投資のリスクを抱えます。当社の場合、1メニューの作成を1万円から請け負います。比較的リスクは小さいという感覚で要請をいただいているようです。

― どう依頼するのか。

大島
 メーカーであれば、商品特徴は何か、主たる販路、どのジャンルのメニューにしたいのか、レシピを主菜にするのか副菜にするのか、季節やターゲットなどをお聞きします。20〜30代の女性をターゲットにという依頼が非常に多いですね。カロリーや厨房機器なども指定いただき、依頼を受けてから1ヵ月ぐらいで納品というスケジュールです。例えば5メニューを依頼いただいたとすると、8メニュー程度を文字データで一次提案し、その中から5メニューを選んでいただき、採集提案へと作業を進めます。メニューの納品は依頼者の書式で対応します。

― 一番依頼が多いのは。

大島
 外食企業です。理由は恐らく、社内でメニュー開発していたものの、行くところまでいき、社内では新メニューを考えにくくなり、”変化球”が欲しいということではないでしょうか。価格が安いのであればお願いしたいということで話をいただきます。依頼の4割程度がメーカーですが、それ以上に外食企業から当社サービスのご依頼をいただくということは、メーカーは川下に対し、今以上に提案を増やして欲しいということだと思います。それをメーカーに働きかける必要性を感じます。 

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