第一部 変化する青果物流通
1980年代までは、わが国で流通する青果物の80%以上が卸売市場を経由していました。その後、国民の生活様式や食生活の多様化が急進する中でも、いまだに国産青果物の8割近くが経由する卸売市場。その成立ち、基本機能、近年の法改正などを中心に、近年台頭している新たな青果物流通のスタイル、withコロナ時代の向き合い方などを解説します。
株式会社農経新聞社 代表取締役社長
宮澤 信一 氏
プロフィール
1963年(昭和38年)10月 東京都出身
1982年(昭和57年)3月 慶應義塾高等学校卒
1985年(昭和60年)3月 慶應義塾大学経済学部中退
1988年(昭和63年)4月 ㈱農経新聞社入社
1992年(平成4年)6月 代表取締役社長就任
農経新聞は、東京オリンピックの行われた昭和39年6月の創刊。青果物流通の全国専門紙として、全国の卸売市場業者をはじめ、産地集出荷業者、輸入商社、量販店の青果バイヤー、青果商組合、卸売市場開設者などに幅広く購読されている。
農経新聞社では新聞発行以外にも、出版、セミナー開催、研修講師派遣、会員制ネットワークの組織なども手掛け、会社経営だけでなく、自ら全国で取材、講演なども行っている。趣味はアメリカンフットボール、フラッグフットボール、アナログレコードのディスコDJ。