世界中で愛飲されているコカ・コーラの製造・販売を担う、コカ・コーラ ボトラーズジャパン様。国内最大規模の清涼飲料企業として、月に15万通もの請求書を発行されています。統合を繰り返してきた企業ならではの課題の解決と、請求書業務のコスト削減について、財務本部財務サービス部部長の奥村真弘様と債権管理課課長に伺いました。
ココがPOINT!
- 属人化していた業務の標準化を進め、効率アップ
- 郵送代行サービスの併用で、大量の印刷・封入作業が不要に
- 将来的には年間1億円規模のコスト削減を想定
東西ボトラーの合併で生まれた国内最大規模の清涼飲料メーカー
まず、業務内容と2018年1月に行った経営統合について教えてください。
弊社はコカ・コーラ社から清涼飲料水の原液を仕入れて、製品化して販売するボトラー(瓶詰会社)です。2018年1月1日付でコカ・コーライーストジャパン株式会社とコカ・コーラウエスト株式会社が統合し、事業会社としてコカ・コーラ ボトラーズジャパンとなりました。これにより、売上高約1兆円と、世界250社以上あるコカ・コーラ社のボトラーの中でも第3位の規模となっています。
ボトラーの統合は経営の合理化を求める世界的な流れで、ヨーロッパでは国を越えて統合しているケースもあります。日本国内でも、かつては最大17社のボトラーがあり、これまでも統廃合を繰り返してきました。
規模も大きく統合まで複雑な段階を経ていますので、経営上は統合しても、社内には各社の独自システムが残っています。そのような状況を改善すべく、基幹業務のすべてのシステムを統合する「Coke One」というプロジェクトが進行しており、請求書業務の改善もその一端です。
請求書業務ではどのような課題があったのでしょうか。
旧コカ・コーライーストジャパンも、もともと5社が合併してできた会社だったため、請求書についても別々のシステム、フォーマットを使い続けていました。会社名は同じなのに、極端にいえば同じ取引先1社に5種類の請求書を送っている状態でした。まずはシステムを統一し、これを1つにする必要があると感じていました。
また、発行の手間や郵送コストも大きな課題です。弊社の請求書業務は大きく2種類に分かれ、掛売りのお取引先様へ発行する「通常の請求書」と、自動販売機を設置していただいているお取引先様に手数料をお支払いするための「コミッション明細」があります。便宜上まとめて「請求書」としますが、ボトラーズジャパン全体では、月に約15万通の請求書を発行しています。人件費を除いた印刷代、封筒代、郵送費等で月間 1,000万円以上の経費が
関連リンク
BtoBプラットフォーム 請求書 - 請求書の受取・発行を電子化通知書機能 - 受取側から発行側に対して支払通知書(支払案内書)を作成・発行できる機能です。
郵送代行サービス - 電子請求書に対応していない取引先様にも、BtoBプラットフォーム 請求書から自動で郵送されるサービスです。
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
設立:2001年6月29日
※2018年1月1日 コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社に商号変更
事業内容:清涼飲料水の製造、加工および販売
代表者:代表取締役社長 吉松 民雄
本社所在地:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー
企業サイト:https://www.ccbji.co.jp
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