DXは簡単…もっと楽に・楽しく仕事をするための楽しい進化

2023/11/17
もっと楽に・楽しく仕事をするための楽しい進化

行政のDXというと、難しいことと考えがちかもしれません。しかし、実は簡単で、至極当たり前のことです。公務員の方々が、楽に、楽しく、的確に、任務を遂行し、住民の幸福の創造という成果をあげるために、最新の科学技術の利用する楽しい進化です。

厚生労働省が約18000人を対象に実施した労働安全衛生調査(令和4年)では、現在の仕事や職業生活に関して、強い不安、悩み、ストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合は82.2%で、前年の53.3%から大きく増加しています。
そして、ストレス等を感じる内容は、「仕事の量」が36.3%と最も多く、「仕事の失敗、責任の発生等」が35.9%、「仕事の質」が27.1%と続きます。これらは、例えば、請求書の内容確認や集計のデジタル処理等、BtoBプラットフォームの導入により大きく解消できるものです。

まず、公務員の方々が、自分の仕事、組織の仕事について、機械ができること、機械の方がより良くできることを機械に任せ、楽をすることを、そして、その空いた時間とエネルギーを、住民の皆様のための政策の立案と実行に使い、自分らしく楽しく働くことを目指しませんか。公務員の方々が、楽に・楽しく、任務を遂行する環境を作ること、それが行政のDXです。

本コラムの著者プロフィール

松藤 保孝 氏

一般社団法人 未来創造ネットワーク 代表理事
松藤 保孝

自治省(現総務省)入省後、三重県知事公室企画室長、神奈川県国民健康保険課長、環境計画課長、市町村課長、経済産業省中小企業庁企画官、総務省大臣官房企画官、堺市財政局長、関西学院大学大学院 法学研究科・経営戦略研究科教授、内閣府地方創生推進室内閣参事官等を歴任し、さまざまな政策の企画立案、スリムで強靭な組織の構築、行政の業務方法や制度のイノベーションを推進。一昨年退官後、地域の個性や強みを生かすイノベーションを推進する活動を行う。

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