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インタビュー『クラウド請求書サービス提供の経理によるデジタル請求書の活用方法』株式会社インフォマート

インボイス制度や電子帳簿保存法の改正への対応で、請求書のデジタルシフトは以前より身近になっている。デジタル化で経理業務はどのように変化するのか。クラウド請求書システム『BtoBプラットフォーム 請求書』を提供する株式会社インフォマートの経理部門の、実際の活用状況をみてみよう。

インタビュー『クラウド請求書サービス提供の経理によるデジタル請求書の活用方法』株式会社インフォマート

最終更新日:2024年5月10日

目次

企業成長で業務量が増加しても変わらない人数で処理

―『BtoBプラットフォーム請求書』リリースは2015年でした。当時と現在で、業務はどのように変化していますか?

株式会社インフォマート財務・経理部部長 今井陽介氏(以下、同):当時、請求書の発行件数は月に約2万通で、主に『BtoBプラットフォーム』の各サービスをご利用頂いている企業様への、システム利用料や導入費用などの請求になります。

受取に関しては、広告などの販売促進費用や外注費、社内ツールの利用料など約150通を受け取っていました。その後、社会的なデジタルシフトで提供するサービスや従業員数も増加し、多くの企業様とパートナー契約を結ぶなど、事業は拡大しています。現在では月に約3万通の請求書を発行し、受け取る請求書は約500通です。

取引先様の要望で一部、オプション機能の郵送代行を活用した紙の請求書はありますが、ほぼ『BtoBプラットフォーム 請求書』で発行しています。

また、受け取る請求書に関しては『BtoBプラットフォーム 請求書』と、業務提携している株式会社Deepworkの『invox受取請求書』を活用しデータ化しており、基本的に紙の請求書はありません。処理件数は単純計算でも3倍に増え、消費税の軽減税率導入に伴う区分記載請求書など法改正による確認業務の負担増などもありましたが、対応している人数は当時も今も2名です。インボイス制度スタートで事務負担増が予想されるものの、変わらない人数で対応できるのはデジタル化の利点だと思います。もし『BtoBプラットフォーム 請求書』がなければ、処理に5人は必要だったかもしれません。

―請求書の発行も、変わらない人数で対応されていますか?

今井氏:当時は5人、現在は1名増えて6人になりましたが、請求書の発行自体は第4営業日から第2営業日に短縮しています。

提供サービスが広がり取引社数も増加し、代理店販売などもあって請求方法は多様化、複雑化しています。やはり紙のままだったら10人くらい必要だろうし、発行日の短縮もできていないでしょう。

発行も受取も、業務量の増加に必要最低限のリソースで処理できていますし、イレギュラー案件にも無理なく対応でき、仕事の質が高まったと感じています。

デジタル化最大のメリットは「可視化」にあり

―業務効率の向上がシステム導入の効果といえますね。

今井氏:もちろんそれもありますが、最大のメリットは「可視化」だと思います。デジタルによる可視化で、属人化しがちな経理業務を標準化できるからです。紙の場合は請求書1枚を見るのは 1人ですが、クラウドに置けば全員がデータを確認できます。また、請求書自体が届いているかどうか、今どこにあるのかわからないといった無用なストレスもかかりません。デジタルならステータスがひと目でわかりリマインドも直接可能です。紙の時は、お互い忙しい時に請求書の所在を確認するという不毛なやり取りを当たり前のようにやっていました。デジタル化したからこそ気づけたストレスかもしれませんね。

可視化によって紛失リスクはなくなりましたし、抜け漏れは『BtoBプラットフォーム 請求書』上にアラートが出るのでヒューマンエラーも減少し、問題を見つけやすくなりました。 また、電子契約システム『BtoBプラットフォーム や、その機能の『ワークフローシステム』との連携も、デジタル化の大きなポイントです。 『BtoBプラットフォーム 請求書』単体では昨今のテレワークには対応できなかったかもしれません。『ワークフローシステム』によって在宅勤務でも申請状況が複数人で確認できます。特に請求書の発行や資金管理を担う財務課は業務上エビデンスが重要になるケースがよくあります。『BtoBプラットフォーム 契約書』に覚書があれば、出社して紙の束から書類を探す必要がありませんし、検索も簡単です。営業担当者への申請依頼や差戻処理も画面上で完結するため、そのためにわざわざ出社をお願いすることもありません。

データ活用で新たな価値を創造するこれからの経理の姿

―経データ活用はデジタルならではの利点ですね。

今井氏:そうですね、基本的にデジタルで請求書を発行・受取を行うと、入金見込や支払見込が常に最新の状態となり、キャッシュフロー分析に活用できます。予算策定の際も過去の単価や取引先担当者といった情報の検索が簡単に行えるので、経理だけでなく事業部門でも活用しています。

データが全てを解決するわけではありませんが、細かい分析が可能なデータがいつでも活用できる状態にあるのは非常に前向きなことかなと思っています。

経理は過去の処理がメインですので、後処理みたいな雰囲気にならないよう未来を見据えた改善を心がけないと。社員が楽しく成長できなければ会社も大きくなっていきませんから。

大前提である正しい集計をし財務諸表を作成した上で、その一歩先に進むには、アナログでは限界があります。デジタルなら「正しい集計」は人手を介すより精度が高まります。

データ分析で予測を立てたり課題の特定や改善案を提案したり、新しい価値を創造し経営の意思決定をサポートする事がこれからの経理のあるべき姿ではないかと考えています。

【プロフィール】
今井 陽介(いまい・ようすけ)

株式会社インフォマート 財務・経理部 部長
会計事務所にて10年勤務後、2013年インフォマートへ入社。2023年1月より財務・経理部部長。会計・経理に携わること20年、長年にわたり経理業務に従事。

監修者プロフィール


『BtoBプラットフォーム 請求書』チーム 編集部

この記事は、株式会社インフォマートが提供する電子請求書サービス『BtoBプラットフォーム 請求書』チームの編集部が監修しており、経理や会計、請求業務に役立つわかりやすい記事の提供を目指しています。電子請求書TIMESでは、経理・経営に役立つ会計知識、DXによる業務改善、インボイス制度・改正電子帳簿保存法といったトレンド情報をご紹介します。『BtoBプラットフォーム 請求書』は請求書の発行・受取、どちらにも対応し、業務効率化を推進します。

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