DXの大きなチャンスを生かし、住民の幸福創造の最大化を!

2023/07/10
大きなチャンスを生かし住民の幸福創造の最大化を・・・DXがなぜ必要か

今は激動の時代だが、チャンスがあふれる時代

現在日本では、人口減少による国内市場の縮小や高齢化比率の増大による成長力の低下、労働力不足を補うための長時間労働の深刻化、地方圏のさらなる人口減少などが課題として強調されています。

一方で世界や科学技術の進歩に目を転じれば、全国各地域の住民の皆様には、大きな可能性=チャンスが満ちています。国連の発表では、世界の人口は大きく増加し、2022年11月に80億人に達しました。私たちは、インターネットの発達により、全国どこにいても、世界の人々とつながることができ、ビジネスのお客様も、仲間も、激増しています。DXを推進すれば、少人数での、さまざまな業務の遂行も可能です。

大きなチャンスを生かす為に重要なこと

しかし、日本の生産性や一人当たりGDPは世界の中で低迷を続け、また、東京と地方との所得格差もますます拡大しています。

重要なのは、行政や地域が、この変化=チャンスを放置することなく生かすことです。やるべきことは山積しています。公務員の皆様や地域の皆様が、デジタルで代替可能な業務に、その時間・エネルギー・お金を費やす余裕はありません。自動車や飛行機があるのに徒歩で旅をする必要はないのと同じです。DXを推進し、科学技術の進歩と公務員の個性や強みを生かし、チャンスをものにしましょう。

本コラムの著者プロフィール

松藤 保孝 氏

一般社団法人 未来創造ネットワーク 代表理事
松藤 保孝

自治省(現総務省)入省後、三重県知事公室企画室長、神奈川県国民健康保険課長、環境計画課長、市町村課長、経済産業省中小企業庁企画官、総務省大臣官房企画官、堺市財政局長、関西学院大学大学院 法学研究科・経営戦略研究科教授、内閣府地方創生推進室内閣参事官等を歴任し、さまざまな政策の企画立案、スリムで強靭な組織の構築、行政の業務方法や制度のイノベーションを推進。一昨年退官後、地域の個性や強みを生かすイノベーションを推進する活動を行う。

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