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〔日本経済新聞〕食材ネット取引拡大 2002年12月16日
〔日本食糧新聞〕ITで何が変わる?食品業界活用事例 (株)さくらコマース 2002年12月6日


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〔日本食糧新聞〕ITで何が変わる?食品業界活用事例 (株)さくらコマース 2002年12月6日
●IT活用でブランド野菜を仕入れ 有機・無農薬を凌ぐ商品開発に期待

 「河合さんのトマト、もう売れ切れなの」。京王線の府中駅北口に隣接する地域密着型食品スーパー「さくら食品館」の店頭では、お客様からこんな声がかかることもあるという。河合さんのトマトといえば、知る人ぞ知るミニトマトであるが、同店では有機、無農薬野菜以上に支持されるほどの、いわばブランド野菜である。ところがこのトマト、卸売市場経由では手に入らない商品なのだ。実はこの商品、インターネット上の取引所であるeマーケットプレイス(eMP)から仕入れることができる(「eマーケットプレイス」については、ITキーワードを参照)。eMPでは、インターネットにつながったパソコンから、仕入れたい商品の内容、条件を入力すれば、それに適う商品の情報が瞬時にリストアップされる。同店も、このトマトはeMPから仕入れているのだ。
「さくら食品館」を運営する(株)さくらコマースでは、品質を重視した品揃えを行っていることもあり、青果売場に並ぶ野菜の約二〇%が減農薬で栽培されたもの。同社の品質へのこだわりは古く、有機・無農薬野菜の販売については一五年以上の歴史を持つ。
「有機や無農薬といった商品は、今では量販店でも扱っています。うちのような地域密着型のスーパーでは、それ以上の付加価値が要求されるんです。だからこそ、慣行栽培品より二割ぐらい高くても、生産者の顔が見える商品を仕入れたかった」。無農薬野菜などは卸売市場でも仕入れることはできるが、ロットの都合上、生産者まで特定した仕入れは難しい。しかし、eMPでは、インターネットを通じて生産者と小売企業を直接結びつけるので、まさに生産者の顔がみえる取引を実現するわけだ。eMPは新しい形態の市場外卸売企業といえるが、必ずしも従来の卸売業者と競合関係にあるというわけではない。同社においても、「河合さんのトマト」の仕入れについては、商流上は、専門の市場外卸売業者からeMP経由で仕入れている。物流自体は、宅配便を通じて生産者から店舗への直送となるが、受発注の手間を考えると、このほうが今は効率的だからだ。しかし、生産者の顔が見えるeMP経由で仕入れるメリットは大きいという。実際、店頭では生産者である河合さんの顔写真とメッセージ、栽培記録等がPOPとして利用されており、こだわり商品であることが見た目でわかる。生産者と小売企業が、画像や音声などの情報を直接やり取りできるeMPならではIT活用法だ。
「確かに、有機や無農薬の野菜に対する関心は高くなっています。でも、たとえ必要最低限の農薬を使っていても、それを正直に公表し、そして美味しい野菜を作れる『顔の見える生産者』にはかなわないんですよ」。現在は、POPレベルでの『顔の見える』関係であるが、いずれは本当に『顔の見える』関係を築きたいという。同社では年に二回、春と秋に、農業体験旅行を実施しているが(写真)、将来的にはeMPで仕入れた野菜の産地もお客様と一緒に訪ねてみたいというのが同社の願いだ。有機、無農薬をしのぐ、次なる「生産者の顔が見える」ブランド野菜に期待したい。
(株)さくらコマースは、焼肉のタレで有名な「モランボン」と同じ、さくらグループに属し、スーパー、レストラン、レジャー事業などを展開する。


●ITキーワード 「eマーケットプレイス(eMP)」

eマーケットプレイス(eMP)とは、多数の売り手企業と買い手企業とが商品の売買を目的に参加するインターネット上の取引所。売り手、買い手ともに多数の企業が参加するところが特徴。電子的な企業間取引を一般にエクスチェンジと呼ぶが、eMPはエクスチェンジの発展形態と考えられる。エクスチェンジには、売り手企業が多数で買い手企業が一社(または数社)の多対一の「購買主導型エクスチェンジ」、逆に売り手企業が一社(または数社)で買い手企業が多数の一対多の「販売主導型エクスチェンジ」がある。eMPへの参加者の狙いとして、売り手は新規開拓と営業費用削減を、買い手は調達費用削減と新規開拓を目的とするのが一般的。食品業界でも約一〇サイトほどeMPが存在するが、特に青果物を扱うeMPにおいては、買い手として大手量販店が参加している事情もあり、取引高は今のところ拡大している模様。【協力:(株)インフォマート】

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