A. 営業に必要な様々な品の買物を省略できれば、開店前の時間を料理の仕込みや客先の清掃チェックなど、有効に使える。それには、飲食店向けの消耗品などの購入、配達サービスを活用しよう。音声だけの電話や一方通行のファックスだと不安が残るが、インターアクティブなインターネット経由なら安心。食材の注文を受け付けるサービスも既にある。
普段は十分にストックしているゴミ袋や紙ナプキンなどでも、忙しさに追われて在庫切れに気付かないこともある。そんな時だけに、わざわざ買いに行くのはわずらわしい。ちょっとしたアイドルタイムなどを利用して、短時間で宅配サービスに依頼できればとても便利だ。
発注から納品までにかかる時間を短縮し、納品頻度が高いものは低コストで仕入れることが可能になったり、POSとの連携で自動発注や在庫管理まで一括して行う購入システムは、フランチャイズチェーンなどでは既に普及が始まっている。
だが、居ながらにして、必要な消耗品などを購入できる、こういったサービスは個人向けにも存在する。フランチャイズのようにPOSと連動させることはできないが、仕入れや買い物の時間を短縮し、信頼できる商品を効率よく仕入れることができるというメリットはある。
消耗品や食器、飲食業務用品などを扱う資材調達サイト「MATERIAL Info Mart」は、メーカーや生産者、卸企業などの売り手企業が出品した商品を、飲食店やホテル・旅館などの買い手企業が会員特別価格で購入できるというマッチングサイト。専門業者ならではの品揃えで、価格はリーズナブル。わざわざ小売店に買いに行くよりも安上がりだ。「MATERIAL Info Mart」を運営するインフォマート経営企画室の渡邉里絵氏によると「飲食店では、割り箸や紙ナプキンといった消耗品の注文が多い」という。販促用ののぼりなども1枚から注文することができるとあって好評のようだ。 インフォマートでは、買い手が希望する食品・食材と、売り手企業が販売する食品・食材をマッチングさせるeマーケットプレイス「FOODS Info Mart」も展開している。