小売支援システムとして今春スタートしたデジタル・ボランタリーチェーン「快適生活倶楽部」(=(財)店舗システム協会、島原文雄理事長、東京都港区)は先ごろ、同サイトの食品調達機能の強化を図るため、食品専門のeマーケットプレイス「FOODS Info Mart」(=(株)インフォマート、村上勝照代表取締役、東京都港区)と業務提携した。快適生活倶楽部は、日本初のeマーケットプレイスを核としたデジタル・ボランタリーチェーンとして四月にサイトをオープン。仮想(ネット)店舗と実在(リアル)店舗を融合させ、地域密着型の米穀店や酒販店、鮮魚店といった異業種小売を一つの巨大マーケットとして組織化。さまざまな業態の小売店をインターネットでネットワーク化することで、本業以外の商品の取り扱いを可能にしている。来年三月には、三〇〇〇社の会員規模となる予定だ。FOODS Info Martは、食品専門のeマーケットプレイス。売り手・買い手をインターネットで結び、情報マッチングから商談取引・決済代行まで、ワンストップで行える食品業界最大のサイト。全国のフードビジネスの取引環境の整備と活性化を可能にするサービスを展開している。現在、FOODS Info Martのシステムを採用している企業は全国で四三〇〇(買い手会員二三〇〇社、売り手会員二〇〇〇社)に上り、生産者・卸・小売といった食品にかかわるさまざまな業態が参加している。今回の提携は、快適生活倶楽部の中にFOODS Info Martを一コーナーとして設置する形となる。これにより、快適生活倶楽部は食品アイテム数が大幅に増えるため、食品仕入機能が向上するというメリットが生じる。一方のFOODS Info Mart側も、快適生活倶楽部と提携することによって買い手会員の増加が見込めるため、さらなる売り手会員の販路拡大が図れると期待している。詳しくは快適生活倶楽部「ホームページ(http://www.seikatu-e-shop.com)」、FOODS Info Mart「ホームページ(http://www.infomart.co.jp)」まで。