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タイトル記事一覧

〔園芸新聞]/夏のレシピコンテスト インフォマートが開催/2002年6月27日
[商業界臨時増刊 仕入と発注の教科書]/朝一番のチェックで仕入活性化、新メニュー開発、コスト削減に成功/6月20日発売
[月刊食堂]/見本市に付加価値を加えたフーズインフォマート/6月19日発売
[日刊食料新聞 青果・花き版]/野菜のレシピコンテスト 日高シェフが審査/2002年6月18日
[月刊イベントレポート]/来店者が選ぶ商品を売場に反映 第1回農ぶらんどイベント「トマトのたべくらべ」/2002年6月10日
[農経新聞]/農産品IT流通研究交流会セミナー〜課題はコストの低減〜トレーサビリティ、将来は業界標準も/2002年6月10日
[日刊食料新聞 青果・花き版]/トレーサビリティとはなにか?「手段であって目的ではない」三菱総研セミナー/2002年6月3日
[セルフサービス]/FOODS Info Martの店頭イベントが大盛況!/2002年6月1日


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[商業界臨時増刊 仕入と発注の教科書]/朝一番のチェックで仕入活性化、新メニュー開発、コスト削減に成功/6月20日発売
「今までとは仕入れの様子ががらっと変わった」と驚いているのが都食品の永崎雅信社長。同社は、群馬県を中心に社員食堂78ヶ所の運営受託を手掛け、法人向けの弁当・給食事業も行う県内のトップ企業。
 仕入担当者はいるが、永崎社長自ら毎朝パソコンの前に座って1時間、食材の企業間取引サービス「フーズインフォマート」で何かいい情報はないか、チェッする日々。一時間余りのこの作業が、今では朝一番に行う日課になっているという。

■■「全体的な仕入れコストは15%下がった」■■
 使い始めたのは昨年1月から。「メニューのマンネリ化に頭を悩ませていたので、食材を変えることで打開を図ろう」(永崎社長)という狙いで始めた。従来は地元の問屋や市場から仕入れていたが長い付き合いの中でとすればシビアな関係が崩れ、ぬるま湯的な取引になりがちであった。変化も少なく、情報も豊富とはいえなかった。
 フーズインフォマートに参加してからは、メールによる商品の売り込みが一日に3,4件はあり、興味があればサンプルを送ってもらい、スタッフが検討し、気に入れば商談を進める。
 必要とする商品は、肉、魚、調味料、加工食品、惣菜、漬物など広範囲にわたる。「安ければ当然だが、価格が同じでも品質が良ければ、ネットで調達する。特に肉と魚は地元の問屋と比べて、商社系の会社は品質も良く価格も安い。全体的な仕入れコストは15%下がった」(永崎社長)と満足気だ。ただ、農産物は物流費がネックとなっており、地元の市場や全農から仕入れている。
 在庫処分のアウトレットコーナーもよく利用する。あるホテルが差し押さえで確保した300万円分のコロッケを全品引き取ったこともあった。代金は一括して払ったが、大量なので4回にわたって納品してもらった。
「価格は激安ではないが通常で買うより安い。掘り出し物も多く、まめにチェックしている」(永崎社長)
 仕入れる商品はほとんど冷凍品。ただ、取引単位が最低10ケース、50ケースと、どうしても大きくなる。そこで今年3月、冷凍倉庫を増設した。コストを掛けても十分見合うのだ。
 現在、常時取引しているのが20社余り。当初は仕入金額が月間100万円もいかなかったが、現在はコンスタントに500万〜600万円。それ以外にアウトレットだけで500万円購入するときもあり、全体の仕入の2割弱を占めるときもある。
 新メニューの開発にも役立っている。シューマイ、ギョーザはいいものに出会えたし、サイコロステーキなど新たなメニューも導入できた。今後は弁当・給食事業で幼稚園や老人ホームなどの取引先も積極的に開拓する。そのためにもメニュー開発は欠かせない。有名シェフのレシピも掲載してある「レシピMart」も活用して、メニュー作りの参考にする考えだ。

■■ネット取引が既存取引にも影響■■
フーズインフォマートをうまく活用して、仕入れを活性化し、コスト削減に成功した永崎社長は、「一部で品揃えに物足りなさを感じるときもあるが、取扱い商品も幅広くいろんな業者が参加しているのがいい」と評価する。
 ネット仕入れを始めたことで、既存の取引も活性化した。フーズインフォマートの影響で取引が減った業者が、それに負けない商品を探して持ってくるようになり、価格面での改善も見られるようになった。
 永崎社長の仕入れのポリシーは「いいものが安ければどこからでも買う」。ネット、地元を問わず、視野を広げて新規取引にも前向きに取り組んでいく。
 ネット調達だと商品は全国からやって来る。宅配便を使うと物流費はあっという間に高くなる。そこで、フーズインフォマートの「物流Mart」を利用して効率化を図り成果を上げている。また、決済代行サービスも利用することで経理処理も簡素化された。
 フーズインフォマートで仕入れが大きく変わったが、そのことでメニューのグレードが上がり、「受託先の企業にも非常に評価してもらっている」と永崎社長は言う。この業界は競争が激しいだけに、受託先の企業の信頼を得ることは計り知れないメリットがある。

■■買い手・売り手双方に活用方法を伝授■■
フーズインフォマートには、同社のほかにも、外食など数多くの活用事例が寄せられている。買い手の目的はこだわり食材を探すのとコストダウンが半々。
 買い手2600社、売り手2400社、合計5000社が集うフーズインフォマート。食材のBtoB(企業間取引)では、最大手で取引も活発に行われている。同社の村上勝照社長は「より多くの企業が一ヶ所に集まることでチャンスも広がる。年内に7000〜8000社、来年は1万社、再来年には1万2千社まで拡大させる」と参加企業の開拓に積極的だ。ネットワークが拡大すればするほどビジネスチャンスも広がる。より多くの企業を囲い込むことでネットの食材市場として不動の地位を狙う。
 買い手の主な業種は外食やホテル、給食などでおよそ50%を占め、食品スーパー、卸、メーカーなども参加している。買い手は大手から中小と幅広いが、売り手は中小が多く、今後は大手企業も取り込んでいく。
 売り手の商品情報は2万4千アイテム、買い手の商品調達カタログの掲載商品は1万アイテムに上る。これからは生産者の顔が見える農水産物の取引にも力を入れ、来年には海外食材の取扱いも予定し、取引内容の充実を目指す。
 フーズインフォマートのサービスの開始は1998年6月。「当初はIT(情報技術)バブルでとりあえず入っておこうという風潮もあったが、現在は活用してビジネスに生かそうという前向きな取り組みが目立つ。フーズインフォマートはあくまでもツールにすぎない。通常のビジネスと同じで、利用者が活用することで初めて生きてくるネットワークです。」(村上社長)
 そのため、買い手、売り手双方に、売り込み方や活用をアドバイスするコンサルティング事業を手掛けサポートする。実際、このサービスを受ける企業も多いという。
 ネットのBtoBは、通常の取引と変わらない環境になりつつある。特別視することなく、利用者は実際に役立つという視点で活用し、運用者はその期待にこたえるべく、コンテンツの充実がより一層求められている。


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