食材・食品の売り手と買い手をインターネットで結び、電子商取引を行う食品専門サイトを運営する、インフォマート(東京都港区)は二月四日から、料理のレシピを通じた食材の販売・調理サービス「レシピMart」を本格的に稼動させる。素材の紹介だけでなく、使い方も含めて提案する新しい試みで、同社は「使い方まで提案するという情報に付加価値をつけた新しい試み」と期待する。インフォマートは、食品専門サイトの「FOODS Info Mart」を運営している。会員は四千七百社で、レストラン、スーパーなどの買い手が二千四百五十社、生産者、食品メーカーなど売り手が二千二百五十社。売り手は商品を売り込め、買い手は商品を比較できてコストも減らせるメリットがあるという。「レシピMart」では、ホームページ上の料理を見て、買い手が興味を持ったものをクリックすれば、素材の分量や作り方を書いたレシピが出てくる。その素材をクリックするば、売り手のリストが分かるという仕組だ。肉、魚、野菜など食材の種類別、和・洋・中華などジャンル別、季節別に検索でき、有名料理人が提供したレシピも載っており、そのまま利用できる。月ごとに新しい料理の紹介もあり、売り手会員の商品を使ったオリジナル料理の考案も代行する。専門コンサルタントに、レシピの相談もできる。同社は、買い手会員にとって、レシピを活用でき、調達したい食品・食材も検索できるメリットがあり、売り手会員も幅広く商品をPRできるとしている。昨年末から試行的にスタート。現在は、なべ料理を数種類紹介している。